ビルメンテナンス業界に新たな風を吹き込む画期的なイベントが始動した。全国ビルメンテナンス協会が主催する「ビルメンSAFETY＆HEALTHダンス」振付コンテストの募集が開始されたのだ。このコンテストは、業界で働く人々の安全意識を高め、日々の業務を楽しく元気に行えるようにすることを目的としている。

注目すべきは、特別審査員として有名ダンサーのSAMさんが参加することだ。SAMさんは15歳でダンスの魅力に目覚め、ニューヨークで研鑽を積んだ実力者。現在は一般社団法人ダレデモダンスの代表理事として、幅広い年代へのダンス普及と健康寿命の延伸に尽力している。その経験と知見が、今回のコンテストに大きな影響を与えることは間違いない。

コンテストの募集内容は、シニア世代でも毎日簡単にできるダンスの振り付け。応募作品は2〜3分程度の動画で、全国ビルメンテナンス協会が指定する音源を使用する必要がある。募集期間は2025年6月23日から9月30日まで。最優秀賞には賞金10万円が贈られる。

審査基準には「毎日楽しく続けられるか」「シニア世代でも簡単に踊れるか」「全身を動かしているか」「転倒防止につながる動きか」などが挙げられている。これらの基準は、ビルメンテナンス業界の特性をよく理解したものといえるだろう。

結果発表は2025年12月1日に予定されている。最終候補作3点は、実際にビルメンテナンス業界で働く方々に踊ってもらい、一般投票で順位が決定される。この過程自体が、業界全体の安全意識向上につながることは想像に難くない。

ビルメンテナンス業界は、日本中の建物の安全・衛生を守る重要な役割を担っている。しかし、身体を使う仕事ゆえに事故のリスクも存在する。このコンテストを通じて、楽しみながら安全意識を高める新しい文化が生まれることが期待される。ダンスの力で、業界の未来がより明るく、安全なものになるかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000013001.html