韓国の人気アーティスト集結!福岡で「COMPLEX」展開催中 - 劣等感をテーマに時代を映す


福岡の現代アートギャラリー「YUGEN Gallery FUKUOKA」で、注目の展覧会「COMPLEX」が開催中だ。韓国・ソウルを拠点に活動する〈C.P.S(Complex Seoul)〉による本展は、2025年6月26日まで楽しむことができる。
C.P.Sは、Starbucks、adidas、UNIQLOなど国内外の有名ブランドとコラボレーションを手がけてきた実力派アーティスト集団。今回の展示では、ジュ・ジェボム、275C(Ichiro.C)、キム・ドンホ、ソル・ドンジュ、イ・ドンフンの5名が参加し、それぞれの個性豊かな作品を披露している。
展覧会のテーマは「COMPLEX(複雑)」。現代社会において個人が抱える「劣等感」に焦点を当て、絵画、立体、グラフィック、映像など多様なメディアを駆使して表現されている。日常の風景や出来事を起点に、5人の作家がそれぞれの視点で解釈し視覚化した作品群は、見る者の心に深く響くだろう。
C.P.Sのリーダー的存在であるジュ・ジェボムは、インタビューで創作の背景について語っている。他者との比較の中で感じる痛みをさらけ出すことで、同じ時代を生きる人々の心に寄り添う力になりたいという思いが込められているという。
展示作品の中には、275Cの「MASⓒT : HOBAK (GREEN)」やキム・ドンホの「Abunai berobero」など、ユーモアとウィットに富んだ作品も。イ・ドンフンの「C.E.M #02 : Face」やジュ・ジェボムの「Orange Night」、ソル・ドンジュの「City Still Life - TYO01」など、都市や日常をテーマにした作品も見どころだ。
キュレーションは福岡・平尾を拠点とするギャラリー「other」が担当。韓国と日本を横断するユニークなアートダイアログを創出している点も注目に値する。
「COMPLEX」展は、現代社会の複雑な感情を鮮やかに切り取った意欲作。アート好きはもちろん、現代社会に生きる全ての人に見てほしい展覧会だ。福岡に訪れる機会があれば、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000465.000074187.html