草間彌生の魅惑的な版画の世界!名古屋で160点の大規模展覧会が開催


世界的に有名な前衛芸術家、草間彌生の版画作品を一堂に集めた大規模展覧会が、2025年9月27日から11月16日まで名古屋・松坂屋美術館で開催される。朝日新聞名古屋本社発刊90周年を記念した本展覧会では、草間の故郷である長野県松本市の松本市美術館が所蔵する作品から厳選された約160点が展示される。
草間彌生は1979年に初めて版画作品を発表して以来、その独特な表現方法で世界中の人々を魅了してきた。本展覧会では、初期の作品から近年の代表作「愛はとこしえ」シリーズまで、草間の版画芸術の軌跡を辿ることができる。特に注目すべきは、富士山を主題にした浮世絵の木版画連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品など、草間の多彩な表現力が存分に発揮された作品群だ。
草間の特徴である網目や水玉のモチーフは、版画という複製芸術と見事に融合している。南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶といった日常的なモチーフが、鮮やかな色彩と共に独特の世界観を作り出している。この展覧会は、草間の創作活動の根幹にある「反復と増殖」のテーマを、版画を通じて体感できる貴重な機会となるだろう。
展覧会の入場料は、一般1,800円(前売1,600円)、高大生1,300円(前売1,100円)、小中生600円(前売400円)となっている。チケットは2025年7月1日から各プレイガイドで販売開始予定だ。また、障がい者手帳所持者やその介添者、未就学児は無料で入場できる。
草間彌生の魅力的な版画の世界に浸れるこの展覧会は、アート愛好家はもちろん、幅広い世代の人々にとって見逃せないイベントとなりそうだ。色彩豊かで独創的な作品群が織りなす草間ワールドを、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001372.000014977.html