伝統と革新の融合!世界的アーティスト桑田卓郎の新作展が百貨店に登場


世界的に注目を集めるアーティスト・桑田卓郎氏の個展「近くにあって遠いものから」が、伊勢丹新宿店本館2階イセタン ザ・スペースにて開催される。本展では、陶とブロンズを用いた約10点の新作アートピースに加え、クラフトライン「く KU」の器シリーズも紹介される。
桑田氏は、1300年以上続く美濃焼の伝統を背景に、独自の作品表現を展開してきた。今回の展示では、近年取り組んでいるブロンズ作品をはじめ、陶磁器以外の素材を取り入れた挑戦的な内容となっている。
展示されるアートピースは、作家自身の原点ともいえる器や茶碗からインスピレーションを得たブロンズ作品。約10点すべてが新作であり、桑田氏の現在地を示す貴重な機会となる。「普段の展示ではセラミック作品を中心に構成していますが、今回はブロンズ作品が中心になっています。それによって自分の中でも新しい発見がありました」と桑田氏は語る。
また、クラフトライン「く KU」も注目だ。美濃焼の産地である岐阜県多治見市を拠点に活動する桑田氏は、長年培われた高い生産技術を活かし、手仕事では実現できない精緻な表現を追求している。「新しい印象の器かもしれませんが、一歩踏み出して、日常に取り入れていただけたら」と桑田氏は期待を寄せる。
イセタン ザ・スペースは「Timeless」「Genderless」「Categoryless」(=3less)を掲げ、ジャンルの枠にとらわれない本質的なクリエーションを発信するポップアップスペース。百貨店という多様な来場者が行き交う場での展示は、作品と観客の新たな出会いを生み出す試みでもある。
桑田卓郎氏は1981年広島県生まれ。ニューヨーク、ロンドン、ブリュッセル、パリなど世界各地で展覧会を開催し、数々の賞を受賞している。その作品は、金沢21世紀美術館やメトロポリタン美術館など、国内外の美術館に収蔵されている。
伝統と革新が融合した桑田卓郎氏の新たな挑戦。百貨店という日常に近い場所で、アートの新しい可能性を体感できる貴重な機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002941.000008372.html