三菱地所株式会社が主催する「第24回キラキラっとアートコンクール」の作品募集が7月11日から始まる。このコンクールは、障がいのある子どもたちの芸術的才能を発掘し、応援することを目的として2002年にスタートした。

今回のコンクールでは、18歳までの障がいのある子どもたちを対象に、水彩画や油絵、版画など様々な平面作品を募集する。応募期間は9月17日までで、優秀賞50作品が選ばれる。入賞者には12月4日にオンラインで開催される表彰式で賞状と記念品が贈呈される予定だ。

注目すべきは、このコンクールが単なる表彰に留まらず、受賞作品の展示や活用にも力を入れている点だ。優秀作品は2025年12月から2026年4月にかけて、札幌から福岡まで全国7都市で展示される。さらに、過去の受賞作品は企業の冊子表紙やカレンダーなどにも使用されており、子どもたちの作品が社会に広く認知される機会となっている。

また、今回も三菱一号館美術館との連携企画が予定されている。美術館ならではの視点で作品をテーマ分けし、展示する試みは、子どもたちの作品に新たな価値を見出す機会となるだろう。

このコンクールは、大丸有SDGs ACT5の「ダイバーシティ＆インクルージョン」テーマとも連携している。大丸有エリアの就業者や来街者による審査会への参加者には、SDGsアクションの一環として「丸の内ポイント」が付与される予定だ。

障がいのある子どもたちの感性豊かな作品は、多くの人々に感動を与え、芸術の裾野を広げる力を持っている。このコンクールを通じて、子どもたちが絵を描く楽しさや喜びを感じ、さらなる才能の開花につながることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000308.000016002.html