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神保町の新名所!46メートルの巨大壁画が語る本の街の過去と未来

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報道発表
<UNKNOWN>(プレスリリースより)

東京・千代田区の神保町交差点に、都内最大級の壁画が誕生した。岩波神保町ビルの外壁に描かれたこの巨大アートは、高さ46メートル、幅7.5メートルという圧巻のサイズを誇る。

ミューラル(壁画)アートカンパニーの株式会社OVER ALLsが手掛けたこの作品は、本棚にいるおじいさんと子供の姿を描いている。一見シンプルな構図だが、そこには神保町の歴史と未来への想いが凝縮されている。

この壁画プロジェクトは、約3年前に住友商事から持ちかけられた神保町再開発プロジェクトがきっかけとなった。長年、町の象徴として親しまれてきた岩波神保町ビルの建て直しを前に、「町の想いをどう残すか」という問いから生まれた施策だ。

OVER ALLsの代表・赤澤岳人氏は、地元の古書店連盟をはじめとする関係者とのワークショップや対話を重ね、神保町の魅力を探った。その結果、「町に新たな表情を加えるだけでなく、そこに流れてきた時間や記憶を、子どもたちへ、未来へと受け継いでいきたい」という想いにたどり着いたという。

壁画に描かれた本棚で手を掛けるおじいさんと、手を伸ばす子どもの姿。この関係性や時代設定は、見る人の解釈に委ねられている。過去と現在、あるいは少年時代の自分と現在の自分など、様々な情景を想像させる表現となっている。

地元の方々からは、「神保町は安心して探索できる街です」「何かに出会う場所、何かを見つけられる場所であり続けてほしい」といった声が寄せられている。この壁画が、単なる巨大アートではなく、神保町という町の記憶と未来をつなぐ"バトン"として機能することが期待されている。

神保町を訪れる際は、ぜひ一度立ち止まって上を見上げてみてほしい。そこには、本の街・神保町の新たなランドマークが、静かに、しかし力強く存在している。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000034561.html