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中小企業M&A研究に新たな風!全国の大学生・院生から論文募集、最大100万円の研究費助成も

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報道発表
プレスリリースより

中小企業のM&Aに関する研究が、新たな段階に突入する。株式会社日本M&Aセンターホールディングスと神戸大学大学院経営学研究科が連携して設立した中小M&A研究教育センター(MAREC)が、「第4回中小M&A研究教育センター助成」の募集を開始した。この助成プログラムは、中小企業M&Aの研究者育成と学術成果の社会還元を目指すもので、全国の大学生・大学院生を対象に論文を募集する。

今回の助成は「懸賞論文部門」と「研究費助成部門」の2部門で構成されている。懸賞論文部門では、学部生から修士課程の学生が対象で、「中小企業のM&A」をテーマに5〜10ページの論文を募集。金賞には20万円、銀賞には10万円、銅賞には5万円の賞金が用意されている。一方、研究費助成部門では、40歳未満の博士課程学生やポスドク、若手教員を対象に、最大100万円の研究費を助成する。

中小企業M&Aは日本経済の重要課題だ。経営者の高齢化や後継者不足、事業の成熟化による収益性低下など、中小企業は様々な課題に直面している。M&Aはこれらの課題を解決する有効な手段の一つだが、その多くが非公開で行われるため、学術的な研究が進んでいなかった。本助成プログラムは、この研究の空白を埋めることを目指している。

応募受付は2025年8月1日から開始され、懸賞論文部門の締め切りは同年12月15日、研究費助成部門は8月19日となっている。興味深いのは、過去の受賞者の中には自社の経営統合経験が研究のきっかけになったケースもあるという。このプログラムが、実務と学術の架け橋となることが期待される。

中小企業M&Aの研究は、日本経済の活性化や社会課題の解決に直結する重要なテーマだ。この助成プログラムを通じて、新たな知見や解決策が生み出されることが期待される。全国の意欲ある学生・研究者からの応募が待たれる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000523.000081927.html