文学界を牽引する二人の実力派作家、金原ひとみと小山田浩子の最新小説が、7月25日に同時発売されることが明らかになった。U-NEXTが運営する動画配信サービス「U-NEXT」が、この注目の新作を全国の書店で展開する。

金原ひとみの新作『マザーアウトロウ』は、従来の嫁姑物語の枠を超えた斬新な展開が特徴だ。40歳の波那と53歳の義母・張子という、異なる世代の女性二人が繰り広げる爽快な物語は、読者の心を掴んで離さない。二人の関係性が深まるにつれ、人生の選択や後悔、心の奥底にある想いが丁寧に描かれていく。

一方、小山田浩子の『作文』は、戦後80年という節目に「戦争を語り継ぐこと」をテーマに据えた意欲作だ。1983年生まれの主人公が小学生時代に書いた戦争に関する作文を軸に、時代を超えて展開するストーリーは、読者に深い思索を促す。2024年のガザ侵攻を背景に、パレスチナ問題にも触れる現代的な視点も盛り込まれている。

両作品とも、B6判で128ページ、税込990円という手に取りやすい仕様となっている。装丁は森敬太氏が担当し、それぞれ個性的な装画が目を引く。

U-NEXTは、この二作品を含むオリジナル書籍のラインナップを拡充しており、公式サイトやXアカウントで最新情報を発信している。見放題作品数No.1を誇る動画配信サービスとしての強みを活かしつつ、文学作品の発信にも力を入れる姿勢が伺える。

文学ファンはもちろん、現代社会の縮図を鋭く切り取る新しい物語に触れたい読者にとって、この二作品は見逃せない一冊となりそうだ。7月25日の発売日に向けて、早くも期待が高まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002359.000031998.html