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南部ミステリーの巨匠が贈る衝撃作!『磔の地』が遂に邦訳、新潮文庫から7月29日発売

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報道発表
プレスリリースより

ミステリーファン待望の一冊が、ついに日本語で読めるようになる。南部ミステリー界の巨匠ジェイムズ・リー・バークの傑作『磔の地』が、新潮文庫〈海外名作発掘 Hidden Masterpieces〉シリーズの一環として、2025年7月29日に発売されることが決定した。

本作は1998年にCWAゴールド・ダガー賞(最優秀長篇賞)を受賞した名作でありながら、これまで邦訳が実現していなかった。バークの作品としては新潮文庫初となる本書は、ハードボイルドの要素を持ちつつ、過去と現在が交錯する複雑な人間ドラマを描いた文学ミステリーだ。

物語の舞台はルイジアナ州ニュー・アイビーリア。元警官デイヴ・ロビショーのもとに、かつて父親が私刑で磔殺された写真家ミーガンが訪れる。彼女の訴えをきっかけに、ロビショーは様々な事件の真相に迫っていく。窃盗犯の虐待疑惑、自殺、殺人事件と、次々と明らかになる悲劇の数々。そして、それらは過去の磔事件へと繋がっていくのだ。

著者のジェイムズ・リー・バークは、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を3度受賞するなど、その実力は折り紙付き。スティーヴン・キングやエルモア・レナードといった大物作家たちからも絶賛される実力派だ。また、バークの作品はハリウッドでも注目されており、『天国の囚人』や『エレクトリック・ミスト』が映画化されている。

翻訳を手がけるのは、英米文学翻訳の第一人者である吉野弘人氏。彼の巧みな訳文によって、バークの簡潔かつ奥深い文体が日本語でも見事に再現されている。

文庫版で1,210円(税込)という手頃な価格で提供される本作。ミステリーファンはもちろん、文学愛好家にとっても見逃せない一冊となりそうだ。新潮文庫の公式サイトでは、さらに詳細な情報が公開されている。南部の風土と人間の業を鮮やかに描き出す『磔の地』は、今夏の読書リストに必ず加えたい注目作品だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002249.000047877.html