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7歳の天才画家がパリへ!学展75周年で若き才能が世界デビュー

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報道発表
GAKUTEN芸術大賞:小学部 菊池真白 7-nana- 7歳(プレスリリースより)

日本の若手アーティストたちが、世界的な舞台で輝く機会が訪れた。一般社団法人日本学生油絵会が主催する「第75回 学展 アート&デザインアワード」の受賞作品が決定し、最高賞となるGAKUTEN芸術大賞に輝いた7歳の菊池真白さんの作品が、フランス・パリで開催される伝統的サロン展「サロン・デ・ボザール」に出展されることが発表された。

国立新美術館(東京都港区)で2025年8月7日から17日まで開催される本展は、幼少部から大学・一般部まで幅広い世代が参加する国内有数の公募展だ。次世代を担うアーティストの登竜門として知られ、今回75周年を迎える。

審査には、ヒロ杉山氏や牧正大氏、福島夏子氏など、アートシーンの第一線で活躍する6名が携わった。審査員たちは、幼い子どもたちの作品に見られる色彩の強さや自由な表現力に感銘を受けたという。牧正大氏は「すごく明るい原色とかカラフルな絵、強い絵がすごく多かった」と総評し、コロナ禍を経て子どもたちの世界が広がったことを感じ取った。

審査員たちは、出展者に向けて「自由さ」を忘れずに制作を続けることの大切さを強調。佐々木香菜子氏は「連想すること、想像することが絵では大事」と語り、技術だけでなく発想力を育むことの重要性を説いた。

今回の学展では、新たな試みとして「《他者を想像する四日間》」と題した映像企画も導入。受賞者表彰式での上映を通じ、作品展示と連動したより深いアート体験を提供する。

日本の若いアーティストたちの才能が、パリという世界の芸術の中心地で認められる機会を得たことは、日本のアートシーン全体にとっても大きな一歩となりそうだ。皆川伸一郎氏は「日本のアーティストが世界に作品を発表するのは、機会があればどんどんやっていくべき」と、この取り組みへの期待を寄せている。

学展75周年を飾るこの快挙が、日本の芸術界に新たな風を吹き込み、次世代のアーティストたちの更なる飛躍につながることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000024141.html