資生堂アートハウスが贈る、秋の芸術の饗宴!戦後画壇の巨匠たちと現代工芸の粋を一堂に
- タグ
- 報道発表


静岡県掛川市にある資生堂アートハウスが、2025年9月4日から11月29日まで、特別展「美術館で、過ごす時間 2025 後期」を開催する。今回の展示は、「秋の油彩画名品展」と「『現代工藝展』1975-1995の軌跡 第二部」の2部構成となっており、日本の戦後美術と現代工芸の精華を一度に楽しめる貴重な機会となっている。
本展の目玉は、戦後画壇を牽引した洋画家たちの作品展示だ。岡鹿之助の「塔」(1975年)、脇田和の「日蝕月蝕」(1980年)、牛島憲之の「晝」(1974年)など、資生堂アートハウスのコレクションを代表する作品が一堂に会する。これらの画家たちは、かつて資生堂が主催した「第三次椿会」の主要メンバーでもあり、日本の近代美術史に大きな足跡を残した存在だ。
また、「現代工藝展」の軌跡を辿る展示も見逃せない。1985年から1995年にかけて発表された約60点の秀作が選りすぐられ、日本の工芸美術の進化と多様性を感じられる内容となっている。飯塚小玕齋の「白錆花籃 動」(1989年)、十三代今泉今右衛門の「色絵薄墨草花更紗文花瓶」(1994年)、増村益城の「乾漆朱食籠 亀甲」(1991年)など、各分野の第一人者による作品が揃う。
資生堂アートハウスの広報担当者は「当館の清雅な空間で、気品に満ちた工芸品や絵画をゆっくりとお楽しみいただけます。日本の美術と工芸の粋を、五感で体感していただける絶好の機会です」とコメントしている。
入館は無料で、開館時間は10時から16時30分まで(入館は16時まで)。日曜日から水曜日は休館となるので、訪問の際は注意が必要だ。美術愛好家はもちろん、日本の文化に触れたい方にもおすすめの展覧会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002922.000005794.html