公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

戦後80年、スーダン危機を語る日本人医師の講演会 - 「究極の医療は戦争をしないこと」

タグ
報道発表
プレスリリースより

戦後80年の夏、平和について考える機会が訪れる。認定NPO法人ロシナンテスの創業者・理事長である川原尚行医師による講演会が8月23日に横浜市で開催される。テーマは「究極の医療は戦争をしないこと、させないこと」。スーダンでの軍事衝突から2年4か月が経過し、現地の厳しい状況や今後の展望について、長年現地で活動してきた川原医師が直接語る貴重な機会だ。

スーダンの現状は深刻を極めている。3,040万人が人道支援を必要とし、2,500万人が深刻な飢餓に直面。避難民は約1,203万人に達し、世界最大規模の人道危機となっている。にもかかわらず、スーダンに関する報道は少なく、「忘れられた紛争」とも呼ばれている。

川原医師は元外務省医務官。スーダンでの経験から「目の前で苦しむ人に手を差し伸べたい」という思いで外務省を辞し、2006年にロシナンテスを設立。以来、アフリカを中心に医療支援活動を展開してきた。

講演会では、スーダンの現状だけでなく、ロシナンテスの活動全体についても共有される予定だ。ザンビアでのAI活用など、最新の取り組みにも触れられるという。

参加費は無料で、定員は60名。8月21日までに専用フォームから申し込みが必要だ。戦後80年の節目に、医療の観点から平和を考える貴重な機会となりそうだ。

ロシナンテスの名前は、小説「ドン・キホーテ」に登場する痩せ馬に由来する。「一人ひとりは無力でも、集まれば世界を笑顔にできる」という想いが込められている。川原医師の講演を通じて、私たちにできることを考えてみるのはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000032392.html