推し活でも人気のホイップデコ。デコ用クリームは「シリコンシーラント」で代用できるって本当?


デコ用クリームは意外なモノで代用可能
ホイップデコの要であるデコレーション用のクリーム。何度も練習したい人や、いくつも作りたい人におすすめなのが、シリコンシーラントです。
本来は建物の隙間や目地を埋めるための建築資材ですが、ホームセンターや通販で1点から購入可能です。実は、ホイップデコ中上級者のほとんどがシリコンシーラントを使っています。
経験者によると、カードケースのデコレーションであれば1本で7〜10個作れるイメージとのこと。価格はホイップデコ専用クリームと同じか、お店によってはシリコンシーラントの方が安いぐらいです。ホワイトとクリアが人気で、油絵の具(百均で購入可能)で自由に色づけができます。
ちょっと面倒な点は、手芸用品ではなく建築資材なので、制作中に匂いがする点。換気をして使用しましょう。(デコ専用クリームには、匂いはほぼありません)
また、このシリコンシーラントを紙コップに出すためのコーキングガン(500円〜)が必要です。シリコンシーラントは使い切ったら追加購入する必要がありますが、コーキングガンは1つ持っていれば繰り返し使えます。
また、製菓用の絞り袋と絞り口も用紙しましょう。こちらも、スーパーや百均で売っている一番安いものでOKです。
シリコンシーラントを使うのは、初心者には少し大変かもしれません。けれども、友達やきょうだいと一緒に作りたい人、たくさん作りたい人は、専用クリームよりも1つあたりのコストが抑えられる点がおすすめです。
実際につくってみよう!
では、実際にやってみましょう。今回はデコ専用クリームを使うので、色つけも必要ありません。蓋を取って、代わりに付属の絞り口をつけます。実際に絞ってみると……。
おお! 意外とうまくできています! ライターはお菓子作りもしない不器用なタイプですが、なんとかなりそうです。このまま1周しましょう。
初めてにしてはいい感じではないでしょうか? クリームは乾き切ると少し縮むので、もう少し多めに隙間を空けずに絞れたらよかったかもしれません。とりあえず、よし!
次にビーズでデコレーションします。
ホイップだけでもかわいいですが、ビーズを乗せるとより華やかになりますね。ホイップが乾く前なので、ビーズをのせるだけで簡単にくっつきます。その代わり、一度乗せると直せないので慎重に。
完成した初ホイップデコがこちらです!
横向きにしてみました。「KOUBO」の文字をふわふわにデコって、なんだか入選率も上がりそうですね。(読者の皆さんの入選祈願をしながらデコりました)
今回かかった費用は、
・硬質カードケース1枚 約30円
・デコ用ホイップクリーム2色 220円
・ビーズ 100円以内
なんと【300円台】で完成しました。シリコンシーラントを使えば、1つあたりはもっと安く済みそうですね。
推し活にもプレゼントにも
デコレーションクリームを推しのメンカラ(メンバーカラー)にしたり、推しをイメージしたモチーフをつけたりして、ホイップデコでオリジナルの推し活グッズを作る人も多いようです。
ちなみに、ライターのツテで、ホイップデコにハマって半年ほどの中高生の作品をお借りしてきました。普段はアイドルのトレカを入れているそうです。
クリアカラーのシリコンシーラントを使い、ラメ入りの淡いブルーと、半透明のホワイトの絶妙なカラーを作ってホイップしています。ラメは百均で売っているネイル用のものを混ぜたそうです。ビーズも豪華で世界観がありますね!
使用イメージをお見せするために、季刊「公募ガイド」本誌から編集部員の似顔絵を切り取って入れてみました。
心なしか、本誌で見るよりも笑顔が輝いて見えます! かわいいホイップに囲まれてうれしそうです。ホイップデコでトレカやブロマイドを飾ってあげたら、あなたの推しもきっとよろこぶはずです。
また、ホイップデコをつくって、地域やお子さんの学校のバザーに出したり、贈り物にしたり……という人も多いそうです。特におじいちゃん・おばあちゃん世代の人には「こんなの見たことない!」「こんなにすごいモノがつくれるの?」と評判だとか。
上手につくれるようになったら、手芸通販サイトなどで販売する人もいます。ぜひ、あなたらしいこだわりの品を目指してみましょう!