写真家MARCOさんが撮影した猫「メイ」の写真集『メイ先輩』が発売され、大きな反響を呼んでいる。この写真集は、MARCOさんの実家で暮らす個性豊かな猫たちを捉えたもので、中でも主役のメイの魅力的な姿が満載だ。

メイは、MARCOさんの両親と信州の山間の一軒家で暮らす猫だ。先代猫にそっくりだったことから家族として迎え入れられ、両親の愛情を一身に受けて成長した。その結果、身も心も"ジャイアン"のようにたくましく育ったという。

写真集には、メイの理不尽な猫パンチや同居する犬や猫との攻防が収められている。特に注目を集めているのが、お父さんとメイの関係だ。お父さんが新聞を読んでいると、メイはモフモフのボディで誘惑し、撫でようとした瞬間に顔面を狙って強烈なパンチを繰り出す。しかし、それでもお父さんは懲りずにメイに手を伸ばし続けるという、微笑ましくも痛々しい光景が描かれている。

さらに驚きなのは、毎晩午前3時になるとメイがタンスからお父さんのお腹へジャンプするという習慣だ。「とにかく重くて苦しい」とお父さんは嘆くが、それでもメイの愛情表現を受け入れている様子が伝わってくる。

この極端な「ツンデレ」な性格が、多くの人々をメイの魅力に引き込んでいるようだ。残念ながら、メイは写真集制作中に急逝してしまったが、その訃報には多くの悲しみの声が寄せられた。

MARCOさんは「完成した本を手にしたとき、まるで実家に帰ったような感覚になりました」と語り、読者にもメイの日々を見守ってほしいと呼びかけている。

『メイ先輩』はAmazon10部門でベストセラー1位にランクインし、楽天ブックスでは予約完売するなど、大きな注目を集めている。全国の書店やネット書店で販売中だ。猫好きはもちろん、動物写真や日本の家族の日常に興味がある人にもおすすめの一冊となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000439.000093966.html