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国際アンデルセン賞ファイナリストが贈る、ミャオ族の民話が絵本に!『ふしぎなはごろも』で恋と魔法の世界へ

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報道発表
プレスリリースより

中国の山間部に伝わる少数民族ミャオ族の民話が、待望の絵本となって日本に上陸した。『ふしぎなはごろも』と題されたこの作品は、国際アンデルセン賞のファイナリストに選ばれた蔡皋(さいこう)氏が手掛けた色鮮やかな絵本だ。

物語の主人公は、貧しくも誠実な青年アツォワン。彼の運命は、絵から抜け出してきた美しい娘アツァイとの出会いによって大きく変わる。アツァイは紙に命を吹き込む不思議な力を持ち、二人の恋の行方を左右する重要な存在となる。

この絵本の魅力は、ロマンチックな恋物語だけではない。貧しい若者と権力者との対決、魔法のような不思議な力、そして勇気ある行動が織り交ぜられ、読者を引き込む展開となっている。特に、アツァイが皇帝の求婚を断固として拒否するシーンは、現代の子どもたちにも共感を呼ぶだろう。

作者の蔡皋氏は、中国絵本界をリードする存在として知られている。1993年にBIB金のりんご賞を受賞し、2000年にはボローニャ国際原画展の審査員を務めるなど、国際的にも高い評価を得ている。2024年には国際アンデルセン賞のファイナリストに選出され、世界的に注目を集めている絵本作家の一人だ。

『ふしぎなはごろも』は、読み聞かせにも一人読みにも適した作品となっている。豊かな想像力を刺激する美しい絵と、心躍る展開が織りなす世界は、子どもから大人まで幅広い読者を魅了するだろう。

この絵本は、2025年8月27日に徳間書店から発売される。定価は2420円(税込)で、40ページにわたって繰り広げられる魔法のような物語を楽しむことができる。ミャオ族の知られざる民話を通じて、新たな文化との出会いを体験できる一冊となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000908.000016935.html