写真表現の新たな地平を切り拓く注目の新人賞が、今年も熱い戦いの幕を開ける。独立系ベンチャーキャピタルANRIが主催する「夜明け前｜New Photography Award」の第2回募集が始まった。昨年の第1回では772件もの応募が殺到し、写真界に新風を巻き起こした本アワードが、再び次世代の表現者を探し求める。

「夜明け前」の最大の特徴は、その自由度の高さだ。年齢や居住地による制限はなく、作品のジャンルや手法にも縛りがない。「あなたの考える写真表現」を広く募る姿勢は、既存の枠にとらわれない新しい才能の発掘を目指している。

グランプリに輝いた1名には、創作活動支援金として300万円が贈られる。さらに、個展開催と写真集出版の権利と費用提供、作家活動に関する相談など、写真家としてのキャリアを飛躍させるための手厚いサポートが用意されている。

審査員には、作家・マンガ家の小林エリカ氏、写真家の鈴木理策氏、出版社・赤々舎代表の姫野希美氏、そしてANRI代表パートナーの佐俣アンリ氏という、各界の第一線で活躍する4名が名を連ねる。彼らの鋭い眼光が、次代を担う表現者を見出す。

応募期間は2025年8月30日から9月30日まで。12月には最終審査会が行われ、グランプリが決定する。受賞者の個展開催と写真集刊行は2026年中を予定しており、新たな才能の登場に期待が高まる。

ANRIは「圧倒的未来」をビジョンに掲げ、世界を一変させる次なる起業家を支援する「Changer Capital」として知られる。そんな彼らが写真の分野に目を向けたことは、クリエイティブ業界にとっても大きな追い風となりそうだ。

写真を通じて自己表現を追求する者、新しい視点で世界を切り取りたい者、そして写真の未来を切り拓く覚悟のある者たち。彼らにとって、「夜明け前」は大きなチャンスとなるだろう。応募要項の詳細は公式サイトで確認できる。写真界の新星は、果たして誰の手に輝くのか。その行方から目が離せない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000040191.html