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台湾文学の巨匠、呉明益が来日!最新作『海風クラブ』で描く神話と現実の交錯

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報道発表
プレスリリースより

台湾現代文学を牽引する作家、呉明益(ご・めいえき)の最新長編小説『海風クラブ』が、KADOKAWAから刊行された。本作は、巨人の神話と小さな生き物たち、そして人間世界が交錯する壮大な物語だ。

呉明益は、『歩道橋の魔術師』『自転車泥棒』『複眼人』など、台湾を舞台にノスタルジックで時に幻想的な作品で知られる。今回の『海風クラブ』も、呉明益ワールド全開の感動巨編として注目を集めている。

この刊行を記念して、著者の来日イベントが9月末に開催される。9月28日には台湾文化センターで、漫画家・五十嵐大介氏との対談が実現。自然へのまなざしや世界観が響き合う両者の貴重な対話が期待される。翌29日には本屋B&Bで、呉明益自身の創作論や台湾独立書店巡りの体験談を聞けるトークイベントが予定されている。

呉明益は1971年台北生まれ。2011年の『複眼人』で一躍脚光を浴び、2015年の『自転車泥棒』でブッカー国際賞にノミネートされるなど、国際的にも評価の高い作家だ。今回の来日は、日本の読者にとって台湾文学の魅力に触れる絶好の機会となるだろう。

『海風クラブ』は、タロコ族の少年と漢人の少女の出会いから始まる物語。忘れ去られた最後の巨人ダナマイの体である山を舞台に、原住民と漢人、祖霊と神が宿る台湾東部の海豊村で展開される。神話と現実が交錯する本作は、呉明益の独特の世界観を存分に味わえる一冊となっている。

台湾文学に興味がある方はもちろん、幻想的な物語や異文化の神話に惹かれる読者にとっても、見逃せない作品となりそうだ。呉明益の来日イベントと合わせて、台湾文学の新たな魅力を発見する機会として注目を集めている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000017655.000007006.html