「人生は何度でも綴じ直せる」本の魔法が紡ぐ感動作!坂本葵の『その本はまだルリユールされていない』が書店員絶賛で大賞受賞
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本を愛する人々の心を揺さぶる感動作が誕生した。坂本葵著『その本はまだルリユールされていない』が、東海三県の書店員が選ぶ「日本ど真ん中書店大賞」を受賞したのだ。この小説は、本の世界と人間の物語が織りなす魔法のような一冊として、多くの読者の心を捉えている。
物語の主人公まふみは、司法書士の夢を諦め、小学校の図書館司書として新たな人生を歩み始める。そんな彼女が引っ越した先のアパート「リーブル荘」には、世界的な製本家の綺堂瀧子親方と孫の由良子が暮らしていた。まふみは彼らを通じて製本の世界に触れ、本が持つ力と人間の物語の深さを学んでいく。
「ルリユール」とはフランス語で「もう一度綴じ直す」という意味を持つ。この言葉が象徴するように、本書は人生もまた何度でも綴じ直せるという希望に満ちたメッセージを伝えている。
著者の坂本葵は、「紙の本への愛情が詰まった物語です」と語る。デジタル全盛の時代にあって、紙の本の魅力を改めて伝える本作は、書店員や図書館関係者から絶大な支持を得ている。作家の小川洋子も「本の秘密をそっと教えてくれる特別な一冊」と称賛を惜しまない。
1983年愛知県生まれの坂本葵。東京大学大学院修了後、大学講師を務めながら執筆活動を始めた。本作は彼女の二作目の文芸作品となる。
『その本はまだルリユールされていない』は、平凡社より2025年3月に刊行。240ページ、定価1,870円(税込)。ISBNは978-4-582-83982-1。本を愛するすべての人に、そして人生に迷いを感じている人に、ぜひ手に取ってほしい一冊だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000042563.html