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二子玉川が妖怪の舞台に!多摩美生が仕掛ける「はいしゃっく」な街劇場

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報道発表
前回開催「タマリバーズvol.13」(2024年)の様子(プレスリリースより)

二子玉川の街が、一風変わった劇場に姿を変える。多摩美術大学の学生たちが仕掛ける地域連携アートプロジェクト「タマリバーズvol.14」が、2025年10月11日と12日に二子玉川ライズ ガレリアで開催される。今回のテーマは「記憶」。学生たちが企画から演出まで手がける広場演劇『はいしゃっく』が、街を舞台に繰り広げられる。

『はいしゃっく』とは、「ハイジャック」と「拝借」を掛け合わせた造語だ。「一度使われて思い出が詰まっているものをいただき、新しく作り変えて返す」という意味が込められている。学生たちは、この概念を元に衣装や小道具を制作。ミュージカルと歌舞伎の演出手法を融合させた新たな表現に挑戦する。

物語は、「フタコタマ川」の禁域に迷い込んだ3人の童たちが、思い出がカタチになった妖怪たちと出会うところから始まる。和のテイストを取り入れた歌と踊りで、観客を幻想的な世界へと誘う。

イベントでは、広場演劇以外にも様々な企画が用意されている。学生が制作したアート作品や雑貨を販売する「たまたまマーケット」、フェイスペイントで妖怪に変身できる「お顔をはいしゃっく」、紙芝居でストーリーを紹介する「お目目をはいしゃっく」など、来場者が楽しめる参加型企画が盛りだくさんだ。

さらに、地域との連携も見逃せない。近隣の保育園児たちが演出装飾や小道具制作に参加するほか、地元の商店にも学生制作の妖怪アートワークが設置される。まさに街全体を巻き込んだ一大イベントとなりそうだ。

「タマリバーズ」は、多摩美術大学の実践型授業PBL(Project-Based Learning)の一環として行われている。アートやデザインを通じて社会とつながる学びの場として、学生たちの創造性と課題解決能力を育んでいる。

二子玉川の街が妖怪たちの舞台となる2日間。学生たちの斬新なアイデアと地域の協力が織りなす、独特の世界観を楽しめそうだ。入場は無料で予約不要。アートと街が融合する瞬間を、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000034331.html