「美しさ」の枠を超える!注目アーティスト2人が挑む、身体と社会の関係性を問う展覧会
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東京・南青山のGARDE Galleryで、現代アートの新たな地平を切り開く展覧会が開催される。NPO青山デザインフォーラム(ADF)主催の「ADFアートギャラリープロジェクト」第35弾として、気鋭のアーティスト、みょうじなまえと高橋鮎子による二人展「Unframing the bodies(アンフレーミング・ザ・ボディーズ)」が2025年9月5日から20日まで行われる。
本展では、「美しさ」や「魅力」といった身体的価値観を軸に、現代社会における視線、社会的圧力、ジェンダーの問題に迫る。みょうじなまえは鏡台を用いた立体作品を通じて、美を追求する行為の二面性を表現。新作《Alter Dominant》では、個人と社会、身体と権力の複雑な関係性を浮き彫りにする。一方、高橋鮎子は「身体を素材として扱う行為」に焦点を当て、造花をパッチワーク状に再構成した油彩画《plastic flowers》や、自身の皮膚を型取りしたシリコン製の鞄型作品を通じて、美容医療における「素材としての身体」への視線を鋭く描き出す。
みょうじなまえは1987年兵庫県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業後、身体・性・アイデンティティ・消費をテーマに作品を制作。近年はテキストを取り入れたナラティブと身体性の融合に注目している。一方、1994年生まれの高橋鮎子は多摩美術大学を経て東京藝術大学大学院を修了。「ルッキズム(外見至上主義)」を軸に、身体性やジェンダー、人間関係をテーマとした多様な表現を展開している。
両アーティストの作品が織りなす本展は、私たちが無意識に抱く「美しさ」の概念に疑問を投げかけ、社会の中で形成される身体イメージの再考を促す。現代社会が抱える課題に芸術的アプローチで切り込む本展は、アート愛好家だけでなく、社会問題に関心を持つ幅広い層にとって刺激的な体験となるだろう。
展覧会は2025年9月5日から20日まで、GARDE Gallery(東京都港区南青山5-2-1 NBF ALLIANCEビル4F)にて開催。開廊時間は11:00から18:00まで。日曜・祝日は休廊となる。現代アートの最前線を体感できる貴重な機会を、ぜひ見逃さないでほしい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000039033.html