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巨匠ロバート・ウィルソン最後の傑作、イザベル・ユペール主演『Mary Said What She Said』10月上演決定

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報道発表
© LUCIE JANSCH(プレスリリースより)

東京芸術劇場は、舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」の一環として、ロバート・ウィルソン演出、イザベル・ユペール主演の『Mary Said What She Said』を2025年10月10日から12日まで上演することを発表した。

本作は、2019年にパリ市立劇場で初演された作品で、ウィルソンとユペールによる3度目のコラボレーション。脚本はダリル・ピンクニー、音楽は映画音楽で知られるルドヴィコ・エイナウディが担当している。

舞台は16世紀、処刑前夜のスコットランド女王メアリー・スチュアートの姿を描く。ユペールが一人で演じ切る90分の独白劇で、ウィルソン特有の視覚的演出と融合し、観客を圧倒する舞台となっている。

今回の日本公演は、ウィルソンが2023年に来日した際に強く望んだものだった。しかし、2025年7月31日にウィルソンが83歳で逝去したため、彼の遺作となる。東京芸術劇場芸術監督の野田秀樹氏は「またひとつ『巨星が堕ちた』ことを心より悼み、ご冥福をお祈りいたします」とコメントしている。

チケットは7月7日より一般発売中。S席12,000円、A席9,500円、29歳以下(A席)9,000円、サイドシート5,000円、高校生以下1,000円となっている。

現代演劇の巨匠による最後の作品を見逃すまい。ウィルソンの革新的な視覚表現と、ユペールの圧倒的な演技力が融合した、唯一無二の舞台体験が待っている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000903.000038211.html