デジタル印刷の頂点を決める!「Innovation Print Awards 2025」で日本から過去最多7作品が入賞
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デジタル印刷技術の進化が目覚ましい昨今、その頂点を決める国際的なコンテストが注目を集めている。富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が主催する「Innovation Print Awards 2025」(IPA2025)の入賞作品が発表され、日本からは過去最多となる7作品が栄誉に輝いた。
IPA2025は、富士フイルムグループのデジタル印刷機器を使用して制作された作品を対象とし、グローバル部門とアジア・パシフィック部門の2つのプログラムで開催された。今回で18回目を迎えるこのコンテストには、世界14カ国・地域から170作品、アジア・パシフィック地域からは282作品もの応募があり、その中から厳選された作品が入賞を果たした。
最優秀賞のBest Innovation Award 2025 Globalには、韓国のプロジェクトチーム「Every Single Day」による「Island, Alone (Artist Book)」が選ばれた。この作品は、韓国の伝統紙「韓紙」と再生紙を用い、最新のデジタル印刷技術で文学と美術を融合させた革新的なアーティストブックだ。一方、Best Innovation Award 2025 APJは中国の「Golden Ladies Photo」が制作した「Wedding Photobook」が受賞。B2サイズの大判フォトブックで、鮮やかな色彩と滑らかな階調変化が評価された。
日本からの入賞作品には、「Revoria Press」シリーズや「Jet Press」シリーズなどの最新デジタル印刷機を駆使した多彩な作品が並んだ。特に注目を集めたのは、「クリエイティブデザイン」部門で第2位に輝いた「FUJIFILM Business Innovation 2024 Calendar」だ。この作品は、特殊色のゴールドとシルバーを巧みに使用し、和紙の質感を生かした斬新なカレンダーデザインで審査員を魅了した。
デジタル印刷技術の進化は、従来の印刷の概念を覆す新たな表現の可能性を切り開いている。IPA2025の入賞作品は、その最先端の技術と創造性の融合を如実に示すものだ。これらの作品は今後、「グラフィックコミュニケーション東京」をはじめとする各国のショウルームやイベントで展示される予定で、印刷業界関係者のみならず、デザインや広告に携わる多くの人々の注目を集めることが予想される。
富士フイルムビジネスイノベーションは、1962年の創業以来、ワークフローソリューションやITサービス、デジタル複合機などの分野で革新を続けてきた。今回のIPA2025の成功は、同社のデジタル印刷技術の高さと、それを活用するクリエイターたちの創造性が世界レベルで認められた証といえるだろう。今後も同社は、DXを通じた知識と情報の効果的な利活用を支援し、ビジネスイノベーションのグローバルリーダーとしての地位を確固たるものにしていくことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000118297.html