蟹江杏の初小説が快挙!『あの空の色がほしい』が小学館児童出版文化賞を受賞
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画家として知られる蟹江杏さんが、初めて手がけた小説『あの空の色がほしい』が、第74回小学館児童出版文化賞を受賞した。河出書房新社から2024年6月に刊行されたこの作品は、発売当初から「100年後まで残る名作」と評され、多くの読者の心を掴んでいた。
小学館児童出版文化賞は、幼年から少年少女向けの優れた作品に贈られる権威ある賞だ。今回の受賞は、蟹江さんにとって小説家デビュー作での快挙となる。
『あの空の色がほしい』は、絵を描くことが大好きな小学生の女の子と、風変わりな芸術家との交流を描いた物語。アートを通じて紡がれる二人の関係性が、読者の感性を刺激する。著名人からも「群青色の色鉛筆が、すきになった」「80年代後半の東京・日野市を舞台に、ホンモノの体験・感動を味わう」といった賞賛の声が寄せられている。
本作は教育界でも注目を集めており、2025年度の中学入試では慶應義塾湘南藤沢や学習院女子など、多くの有名中学校の入試問題に取り上げられた。また、東京都日野市では蟹江さんと連携し、学校への小説寄贈や読書感想ポップ賞の開催など、様々なプロジェクトが進行中だ。
蟹江杏さんは画家としての活動に加え、NPO法人3.11こども文庫の理事長を務めるなど、子どもたちとアートをつなぐ活動にも力を入れている。その多彩な活動は高く評価され、Penクリエイター・アワード2021では審査員特別賞を受賞している。
今回の受賞を機に、『あの空の色がほしい』がさらに多くの読者に届き、新たな感動を呼ぶことだろう。11月13日に予定されている贈賞式にも、注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001036.000012754.html