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京都芸術大学の1年生700名が挑む!「白色の巨大ねぶた」20基が織りなす光と影の饗宴

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報道発表
限られた素材で制作された瓜生山ねぶた、2025年最優秀賞作品 撮影:吉見 崚(プレスリリースより)

京都芸術大学の瓜生山キャンパスで、学生たちの創造力と成長の軌跡を鮮やかに照らし出す「瓜生山ねぶた2025」の点灯式と表彰式が開催された。約700名の1年生が学部・学科の垣根を越えて集結し、2週間という限られた期間で20基の巨大ねぶたを制作。「ん」という抽象的なテーマに挑戦し、木材、針金、和紙、光のみを使用してアート作品を完成させた。

学生たちは意見をぶつけ合い、困難を乗り越えながら、社会人としての未来につながるスキルを身につけていった。プロダクトデザイン学科の1年生は「答えがひとつではない」ことに悩みながらも、自分たちの答えを見出す過程を学んだという。文芸表現学科の1年生は、協力することの難しさや個性を活かすことの楽しさを実感したと語っている。

表彰式では、学長賞、優秀賞、奨励賞が発表された。学長賞を受賞したTクラスの作品「存在していたが、存在していなかったもの そして存在するもの」は、始祖鳥のアイデアと難しい造形に対する技術力が高く評価された。優秀賞のJクラス「化け蛸」は、擬態とだまし絵のコンセプトと造形力が称賛を浴びた。奨励賞のQクラス「親愛なるあなたへ」は、繊細さが細部に宿る作品として評価された。

この「瓜生山ねぶた2025」は、9月12日から16日まで瓜生山キャンパスで一般公開されている。国内最大級の総合芸術大学である京都芸術大学の名物授業「マンデイ・プロジェクト」の集大成として、学生たちの挑戦の結晶を間近で体感できる貴重な機会となっている。

京都芸術大学は、「藝術立国」を教育目標に掲げ、芸術を通して社会で必要な力を育成している。年間100件以上の「社会実装プロジェクト」を実施し、学生たちがアート・デザインの力で実社会の課題解決に取り組んでいる。今回の「瓜生山ねぶた2025」も、そうした実践的な教育の一環として位置づけられており、学生たちの創造力と社会性を育む重要な機会となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000587.000026069.html