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「芸大Zoo」が2025年10月開館!希少動物の剥製58体が集結する驚きの動物ジオラマ館

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報道発表
プレスリリースより

大阪芸術大学が2025年10月1日に開館を予定している「大阪芸術大学 動物ジオラマ館『芸大Zoo』」の建設状況が明らかになった。この施設は、世界的にも珍しい動物の剥製を展示するユニークな博物館となる。

「芸大Zoo」の最大の特徴は、ボンゴやヘラジカなど、日本の動物園では滅多に見られない希少な動物たちの剥製58体を展示すること。さらに、剥製の頭部35体、毛皮9点、角や骨9組なども展示される予定だ。

施設は3つのジオラマエリアと、動物を種ごとに展示するエリア、剥製の頭部を展示するエリアで構成される。特に注目すべきは、アフリカのサバンナや森林を再現したジオラマだ。背景には現地で撮影された写真が使用され、床面の高さを調整することで、観客の視線よりも少し高い位置に動物を配置。これにより、生命感と迫力を感じられるよう工夫されている。

ジオラマの制作過程では、背景と床面の接合部分にも細心の注意が払われた。森林ジオラマでは擬樹を、草原ジオラマではイネ科草本の擬草を使用し、自然な連続性を演出。草原の擬草制作のため、スタッフが淀川の河川敷に足を運んでモデルを探すなど、徹底したこだわりが見られる。

剥製の配置にも多くの時間が費やされた。背景の写真と合わせて現地の雰囲気を再現するため、数センチ単位で位置や向きが調整された。この繊細な作業により、まるで生きているかのような臨場感あふれる展示が実現している。

「芸大Zoo」のロゴマークは、大阪芸術大学デザイン学科長の高橋善丸教授によるデザイン。7月初旬に31号館の入り口に設置され、展示内容を想起させる印象的なデザインとなっている。

本プロジェクトを指揮する大阪芸術大学教養課程主任教授の若生謙二氏は、動物園デザイナーとして全国の動物園で生息環境展示の実現に取り組んできた実績を持つ。その経験と知識が「芸大Zoo」の魅力的な展示に活かされていることは間違いない。

「芸大Zoo」は、単なる剥製の展示にとどまらず、動物たちの生態や環境を体感できる教育的な施設となりそうだ。2025年10月1日の開館が今から待ち遠しい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000044215.html