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注目の詩人・岡本啓が小野十三郎賞受賞!最新詩集『ノックがあった』で新たな詩の世界を切り拓く

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報道発表
プレスリリースより

詩壇の新星として注目を集める岡本啓氏の最新詩集『ノックがあった』が、第27回小野十三郎賞を受賞した。この快挙は、現代詩の新たな地平を切り拓く作品として高く評価されたことを示している。

岡本氏は2015年のデビュー以来、中原中也賞やH氏賞、萩原朔太郎賞など数々の栄誉を受けてきた。今回の受賞作『ノックがあった』は、パンデミックや戦争、革命といった激動の時代を背景に、言葉の響きと意味を巧みに織り交ぜた作品だ。選考委員からは「日本語特有の音と訓の分裂を束ね、歌と散文、私と公、叙情と叙事の統合を果たした」と高い評価を得ている。

本詩集には2020年から2023年末までに書かれた16の詩が収録されている。注目すべきは、著名な作家・高橋源一郎氏による推薦の言葉と、デザイナー・服部一成氏によるブックデザインだ。服部氏はカバーと本文のドローイングも手掛け、視覚的にも魅力的な一冊となっている。

岡本氏は「詩はすごいのだ」と語り、言葉とともに生まれた沈黙に耳を傾けることの重要性を説く。その姿勢は、詩を通じて人間の本質に迫ろうとする彼の創作態度を如実に表している。

『ノックがあった』は、単なる詩集を超えた、現代社会への鋭い洞察と言語表現の可能性を探求する意欲作だ。高橋源一郎氏も「読み終わったら目をあげて。世界が変わって見えるはずだよ」と述べており、読者の世界観を一変させる力を秘めている。

岡本啓氏は今後、ノーベル文学賞受賞者ハン・ガンも参加経験のあるアイオワ国際創作プログラムに招待されるなど、国際的な活躍も期待されている。彼の詩が切り拓く新たな表現の地平に、世界中の読者が注目している。

『ノックがあった』は河出書房新社から2024年11月22日に発売。定価2,420円(税込)。詩の魅力を再発見したい方、現代文学の最前線に触れたい方に、ぜひ一読をおすすめしたい一冊だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001037.000012754.html