話題沸騰!『貸本屋おせん』が三冠達成、啓文堂書店で記念フェア開催
- タグ
- 報道発表


文藝春秋から刊行された高瀬乃一さんの『貸本屋おせん』が、啓文堂書店時代小説文庫大賞を受賞し、三冠を達成した。これを記念して、啓文堂書店全店で9月16日から記念フェアが開催される。
『貸本屋おせん』は、高瀬乃一さんのデビュー作であり、すでに第100回「オール讀物新人賞」と日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞している。今回の啓文堂書店時代小説文庫大賞受賞により、見事三冠を達成した形だ。
本作は、江戸時代の浅草を舞台に、貸本屋を営む女主人・おせんの活躍を描いた時代小説だ。板木の盗難や幽霊騒ぎ、幻の書物探しなど、様々な事件に巻き込まれながらも、持ち前の聡明さと粘り強さで難題に立ち向かうおせんの姿が、読者の共感を呼んでいる。
高瀬さんは受賞の喜びを語り、「啓文堂書店さんの後押しもあり、大きな賞に繋がることができました。この文庫を通して、未読の読者さんと出会う機会をいただけたと思っています」とコメントしている。
啓文堂書店での記念フェアは11月15日まで開催される。続編の『往来絵巻 貸本屋おせん』も併せて展開されるので、時代小説ファンにとっては見逃せないイベントとなりそうだ。
高瀬乃一さんは1973年愛知県生まれ。青森県在住の作家で、2020年にデビュー以来、着実に作品を発表し続けている。近刊『梅の実るまで―茅野淳之介幕末日乗―』は山本周五郎賞、中山義秀文学賞の候補作にも挙がっており、今後の活躍がさらに期待される作家だ。
時代小説ファンはもちろん、読書好きの方々にとって、『貸本屋おせん』は必読の一冊となりそうだ。啓文堂書店での記念フェアを機に、多くの読者が本作品と出会うことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000754.000043732.html