「包む」の奥深さに迫る!松屋銀座100周年記念展の公式図録が登場
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松屋銀座の100周年を記念して開催された展覧会「Tsu-tsu-mu展 世界をやさしく繋ぐデザインの作法」の公式図録が、2025年10月15日に発売される。この図録は、単なる展示作品の記録にとどまらず、展覧会のコンセプトや背景に深く迫る一冊となっている。
本書では、自然界から日常生活、都市環境に至るまで、あらゆる場所に潜む「包む」という行為を多角的に探求している。卵やおにぎり、パッケージ、椅子、美術館など、約100点もの多様な事例を通じて、「包む=ケア」という新たな視点からデザインを捉え直す試みが展開されている。
展覧会と同様に、図録も「包む」をめぐる7つのテーマで構成されており、各テーマごとに深い考察が加えられている。これにより、「包む」という行為に内包されたケアの視点が浮き彫りになり、読者は「包む」ことの多層的な意味や機能を理解することができる。
さらに本書は、日本発の新たなデザイン作法「Tsu-tsu-mu」として、この概念を国内外に発信する役割も担っている。展覧会に足を運んだ方にとっては「展覧会を持ち帰る体験」として、来場できなかった方には「展覧会を紙上で追体験できる一冊」として楽しむことができるだろう。
A5判、フルカラー244ページの本書は、定価2,800円(税別)。企画・構成は色部義昭氏と日本デザインセンター色部デザイン研究所が手がけ、編集は土田貴宏氏が担当している。日本のグッドデザインの発展に貢献し続ける日本デザインコミッティーの制作による本書は、デザイン愛好家はもちろん、「包む」という行為の奥深さに興味を持つ多くの人々にとって、貴重な一冊となることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001137.000012505.html