三島由紀夫生誕100年!バレエ界の巨匠が贈る圧巻の舞台『M』が再演決定
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20世紀最大の振付家と称されるモーリス・ベジャールが手掛けた傑作バレエ『M』が、三島由紀夫生誕100年を記念して5年ぶりに再演されることが決定した。東京バレエ団が2025年9月に東京文化会館で上演する本作は、三島由紀夫の生涯と作品をバレエという言葉を用いない芸術で表現した大胆な試みだ。
『M』は1993年の初演以来、パリ・オペラ座やミラノ・スカラ座など世界の名だたる劇場で上演され、絶賛を浴びてきた。約100分間のノンストップで展開される舞台は、三島の代表作「潮騒」「金閣寺」「鏡子の家」などのエッセンスを織り交ぜながら、観客を濃密な三島ワールドへと誘う。
東京バレエ団の実力派ダンサーたちによる圧巻のパフォーマンスは必見だ。特に男性ダンサー4名による「武士道」の場面は、高度な技術と表現力を要する見どころの一つとなっている。また、女性ダンサーたちの繊細な演技も、作品に深みを与える重要な要素だ。
音楽面でも本作は特筆すべき特徴を持つ。黛敏郎による20以上のオリジナル楽曲に加え、ドビュッシーやワーグナーの名曲、日本のわらべ歌まで、多彩な音楽が織り込まれている。今回の公演では、国際的に活躍するピアニスト菊池洋子の演奏も注目を集めそうだ。
三島由紀夫生誕100年という節目に再演される『M』は、日本の現代文学を代表する作家の魂を、バレエという形式を通じて現代に蘇らせる貴重な機会となるだろう。昭和の熱気と芸術の深遠さを体感できるこの舞台は、バレエファンはもちろん、文学愛好家や現代アートに興味を持つ人々にとっても見逃せない公演となりそうだ。
チケットは既に販売開始されており、S席15,000円から、25歳以下限定のU25シート2,000円まで、幅広い価格帯で用意されている。三島由紀夫とモーリス・ベジャール、2人の天才が織りなす圧倒的な美の世界を、ぜひ劇場で体験してほしい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000042570.html