名古屋の建築の魅力を再発見!高島屋史料館TOKYOが初の名古屋展「装飾をひもとく」を開催
- タグ
- 報道発表


高島屋史料館TOKYOが、初めて名古屋で展覧会を開催する。「装飾をひもとく―名古屋の建築・再発見」と題された本展は、2025年9月27日から12月25日まで、名古屋市北区の金城市場で行われる。
本展は、東京で好評を博した「装飾をひもとく」シリーズの新たな展開だ。名古屋の約12の建築物を取り上げ、その装飾を高い解像度で紹介する。帝冠様式の名古屋市役所本庁舎や、古典主義の愛知県庁本庁舎、さらにはJRセントラルタワーズに入るジェイアール名古屋タカシマヤまで、幅広い年代と様式の建築が対象となっている。
展示の特徴は、東京で使用された展示什器を名古屋版として再生していることだ。建築設計事務所analogueが改修を手がけ、名古屋の建築装飾へと進化させた。また、会場となる金城市場自体も、analogueが改修設計を監修した建物で、戦後の市場の風情を残す味わい深い空間となっている。
さらに、会場限定で特別な建築マップが配布される。このマップは、建築史家の五十嵐太郎氏が監修し、名古屋造形大学非常勤講師の村瀬良太氏が執筆、イラストレーターの宮沢洋氏が描いたもので、展示を街へと拡張する役割を果たす。来場者は、展示を見た後に実際の街を歩くことで、新たな視点で名古屋の建築を楽しむことができるだろう。
また、11月16日には金城市場にて、五十嵐太郎氏と村瀬良太氏によるトークイベント「名古屋の建築装飾をひもとく」が開催される予定だ。展示では紹介しきれなかった建築装飾の話も聞けるという。
入場は無料で、開館時間は金城市場の営業時間に準ずる。火曜日が休館日となっている。名古屋の建築ファンはもちろん、街の新たな魅力を発見したい人にとっても、見逃せない展覧会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001167.000069859.html