楽天グループが台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー（TAICCA）とContents Lab. Blue TOKYOと共同で、「2025 国際縦読みコミックコンテスト」を開催する。このコンテストは、台湾の電子書籍市場の拡大を背景に、優れたクリエイターの発掘と日台共同制作による国際的な作品の創出を目指している。

注目すべきは、コンテストの「読者人気賞」ノミネート作品への投票キャンペーンだ。楽天は、デジタルコミック配信サービス「R-TOON」を通じて投票を実施。参加者全員に楽天ポイント10万ポイントを山分けするという特典を用意している。投票期間中は、ノミネート作品の第1話から第3話まで無料で読むことができるため、コミック好きにはたまらない機会となりそうだ。

コンテストの特別審査員には、女優・小説家として活躍する松井玲奈さんが起用された。松井さんは「表現の自由度が高い縦読みコミックは、作家の世界観、ストーリーテリングの力が試される舞台」とコメントし、力強い作品との出会いに期待を寄せている。

受賞作品は、専門家による審査と一般投票によって選出される。金賞受賞者には賞金100万円が授与されるほか、台湾、日本、韓国、タイ、北米のプラットフォームでの連載も予定されている。このコンテストを通じて、台湾のクリエイティブ産業の振興と、日台のエンターテインメント分野での協力関係強化が期待される。

楽天は今後も、クリエイターやパートナー企業と協力し、多様なエンターテインメント体験の提供に力を入れていく方針だ。国際的な才能の発掘と、新たなコンテンツの創出に向けた取り組みは、デジタルコンテンツ市場の更なる活性化につながるかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002498.000005889.html