モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスが、ホットドッグの新パッケージで「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞した。この革新的なパッケージは、使いやすさと環境への配慮を見事に両立させており、業界に新たな風を吹き込んでいる。

2025日本パッケージングコンテスト（第47回）において、モスフードサービスと協力会社である株式会社クラウン・パッケージが共同で出品したこのパッケージは、ユーザビリティと環境負荷低減の両面で高い評価を得た。新パッケージは2025年3月から全国のモスバーガー店舗（一部除く）で導入されており、すでに多くの顧客から好評を得ているという。

従来のホットドッグ包装では、ポリエチレン製のドッグシートを使用していたが、新パッケージではこれを廃止。代わりに、開封方法を改良することで、片手で簡単に食べられるようになった。開封部分は強度を保ちつつ、食事時には容易に破れるよう工夫されている。この改良により、店舗オペレーションの効率化だけでなく、環境面でも大きな成果を上げている。

具体的には、紙の使用面積を15％削減し、プラスチックの年間使用量を約7.2トン減らすことに成功。さらに、商品識別シールが不要になったことで、シールの紙使用量も年間約3.1トン削減できた。この新パッケージは「ホットドッグ」「チリドッグ」「スパイシーチリドッグ」の3商品に採用されている。

モスバーガーの広報担当者は「今回の受賞を励みに、今後もお客様の利便性と環境保護の両立を目指し、革新的な取り組みを続けていきたい」とコメントしている。ファストフード業界における環境配慮の新たな基準となる可能性を秘めた今回の取り組みに、業界内外から注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000497.000075449.html