コミックレーベル「コミック アース・スター」が主催する第6回コミック アース・スター漫画大賞の結果が発表された。今回の大賞では、新たな才能の発掘と、既存の漫画家たちの更なる飛躍を目指し、オリジナル部門とネーム部門の2つのカテゴリーで審査が行われた。

オリジナル部門では、小千叶夢さんの『リメンバー』が佳作を受賞。脱出ゲームを題材にしたこの作品は、愛らしくも不気味なヒロイン・ココアの描写が高く評価された。編集部は「可愛いヒロインのゾッとするような笑顔は記憶に強く刻まれる、抜群のインパクト」と絶賛している。

同じくオリジナル部門では、斎羽たつみさんの『COTATSU』と、おさかなランウェイさんの『花とぬい』がそれぞれルーキー賞を受賞。『COTATSU』は古の魔導兵器がコタツだったというユニークな設定のファンタジーコメディ。一方『花とぬい』は、ぬいぐるみ作りを通じてキャラクターの魅力を引き出す作品として評価された。

ネーム部門では、左藤うずらさんの『舞台裏のスカーレット』がルーキー賞と営業部賞のダブル受賞を果たした。編集者と俳優の関係性を軸に展開するミステリー要素の強い本作は、「女性読者に刺さる」と高評価を得ている。

また、後原杏さんの『亡霊嬢、闊歩する』は期待賞を受賞。ゲーム世界への転生という複雑な設定ながら、テンポの良さが評価され、担当編集がつくことになった。

今回の受賞作品は、いずれも独創的な設定や魅力的なキャラクター描写が光っており、今後の活躍が期待される。なお、第7回コミック アース・スター漫画大賞の募集も既に開始されており、締め切りは2025年11月28日となっている。新たな才能の発掘に向け、業界の注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000548.000101562.html