国内外の広告賞を多数受賞している「もののけアーティスト」たにむらのりあきさんの最新絵本『せいろサウナ ぽかぽかや』が、2025年10月1日に福音館書店から刊行される。前作『もののけしょくどう うらめしや』で大きな話題を呼んだたにむらさんが、今度は「せいろ」という身近な調理器具を舞台に、食べ物たちが変化していく過程を描いた。

本作では、肉まんやシュウマイなどの食材が、まるで人間がサウナで温まるかのように描かれている。せいろの中で最高潮にまで温められた後、蓋を開けて外気に触れることで美味しく整っていく食べ物たちの姿は、読者の食欲を刺激すること間違いなし。子どもはもちろん、料理好きやサウナ好きの大人まで、幅広い層が楽しめる作品となっている。

たにむらさんは、「身近なモノ」「食べもの」「化ける（変化する）」という要素を盛り込み、日常で食べているものがどのようにして美味しくなり、自分のもとへと届けられているのかに関心を持ってもらいたいという願いを込めている。独特の世界観と細やかな描写で、読者を絵本の世界に引き込む魅力がある。

発売を記念して、全国各地でイベントが開催される予定だ。10月5日からは紀伊國屋書店各店でオリジナルステッカープレゼントキャンペーンが、10月13日には北海道岩見沢市で開催される空知オータムフェスティバルでたにむらさんのサイン会が予定されている。また、人気の『もののけしょくどう うらめしや』に続き、『せいろサウナ ぽかぽかや』のLINEスタンプも準備中とのこと。

たにむらのりあきさんは1988年京都生まれ。広告やクリエイティブを制作する株式会社HONNOW所属の作家で、身近にあるものを題材に"もののけアート"を創作し活動している。これまでに『Pokémon Battle Festival Asia』『鬼太郎EXPO』『ウルトラマン55周年記念 ウルトラ怪獣もののけ絵巻』など、多数の作品を手がけてきた。

『せいろサウナ ぽかぽかや』は、定価1,210円（税込）。28ページの絵本で、10月1日の発売と同時に書店に並ぶ予定だ。食欲の秋にぴったりの、ユニークで楽しい絵本を、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000125339.html