公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

パリコレで障害者アートが輝く!ANREALAGEとHERALBONYが魅せた「生命の可視化」

タグ
報道発表
©Koji Hirano(プレスリリースより)

パリ・ファッションウィークで、日本のブランド「HERALBONY(ヘラルボニー)」とANREALAGE(アンリアレイジ)が衝撃的なコラボレーションを披露した。2026年春夏コレクションのランウェイショーで、ヘラルボニー契約の障害のある作家18名による21点のアート作品が起用され、「生命の可視化」をテーマに生命力あふれるファッションが展開された。

会場となったのは、パリの現代アートの拠点「Palais de Tokyo(パレ・ド・トーキョー)」。元Daft Punkメンバーのトーマ・バンガルテル氏が手掛けた音楽は、障害のある作家の日常音と心臓の鼓動を重ね合わせた独創的なサウンドトラックだ。AIやテクノロジーが台頭する時代に、「人間であること」の意味を鮮烈に浮かび上がらせた。

ANREALAGEデザイナーの森永邦彦氏は、「私たちが見る風景」と「他者が見る風景」の違いに着目。同じ場所にいながら異なる景色を見ていることから、「違い」の美しさを描き出した。ドレスは心臓が鼓動するように膨らみ、ジャケットやケープの裾は命を宿すように波打つ、生命の器としての服が立ち上がった。

ショーには、起用された作家のうち2名が最前列で参加。ショー終了後、観客から盛大な拍手と歓声が送られる感動的な場面もあった。また、コレクションを記念したコラボレーションアイテムの販売も決定。ANREALAGEとHERALBONYのTシャツやボールシャツが、2026年3月下旬に届けられる予定だ。

HERALBONYの両代表は、「人類が探し続けてきた『美』の真実が、『♡』に宿っていると確信する」とコメント。障害のある人々の作品が世界最高峰の美の祭典で放たれたことで、新たな美の可能性が開かれた瞬間となった。

このコラボレーションは、ファッション業界に新たな風を吹き込むだけでなく、障害のある人々のアートの価値を世界に示す重要な一歩となった。今後、この取り組みがどのように発展していくのか、注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000472.000039365.html