ヤマハの楽器箱が世界的デザイン賞で金賞!環境にも配慮した革新的パッケージングとは
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音楽業界の巨人ヤマハが、またもや世界を驚かせた。同社の管楽器エントリーモデルの梱包箱が、パッケージデザインの世界的なコンペティション「Pentawards 2025」で金賞を受賞したのだ。この快挙は、ヤマハにとって初めての参加にして初受賞という、まさに快進撃と言える。
Pentawardsは2007年にベルギーで創設された権威あるコンペティションで、これまでに95カ国以上から3万6000件を超える応募が寄せられている。そんな激戦を制したヤマハの梱包箱は、一体どんな魅力を秘めているのだろうか。
受賞したのは、トランペットやフルート、クラリネットなど5種類の管楽器エントリーモデル用の梱包箱。16年ぶりに刷新されたこのデザインは、単なる箱を超えた「感動を届けるツール」として生まれ変わった。外装には楽器が半透明のアクリルケースに収められているかのような「ぼかし」表現が施され、開封前から期待感を高める工夫が凝らされている。
しかし、このデザインの真骨頂は見た目だけではない。環境への配慮も徹底されているのだ。印刷方法を水性インクを使用したフレキソ印刷に変更し、揮発性有機化合物の発生を抑制。さらに、印刷面積を従来の約1/10に減らすことで、インク使用量と印刷時間を大幅に削減した。再生紙の使用率も85%から100%にアップし、サステナビリティへの取り組みを強化している。
ヤマハ楽器事業本部の坂本仁事業部長は「デザイン力と環境負荷低減への取り組みが評価された結果」と喜びを語り、今後も感動と価値を届ける製品創出に努める決意を示した。また、デザイン研究所の川田学所長は「社会の価値観やパッケージのあり方が大きく変化するなか、今後も魅力あるデザインの創出に挑戦していく」と意気込みを語った。
音楽の喜びと環境への配慮を両立させた、このヤマハの革新的な梱包箱。初めて楽器を手にする人々の心に、きっと特別な感動を届けることだろう。音楽の未来を、そして地球の未来を見据えたヤマハの挑戦は、まだまだ続きそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001031.000010701.html