東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が展開する「START Box」事業に、新たな拠点が加わった。墨田区堤通二丁目の都営白鬚東アパートに開設される「START Box 白鬚」だ。この施設は、アトリエの確保が困難な若手アーティストに創作の場を提供し、継続的な活動を支援することを目的としている。

注目すべきは、従来のビジュアルアーツ分野に加え、今回初めて舞台芸術分野の活動を行う人々のための稽古場も整備されたことだ。これにより、より幅広いジャンルのアーティストが利用できる施設となっている。

利用希望者の募集期間は2025年10月9日から11月17日まで。対象となるのは、18歳以上40歳程度までの創作活動場所を必要とする人で、都内在住、在勤、または都内の学校卒業者が条件となる。選考は書類審査で行われ、結果は12月上旬に通知される予定だ。

「START Box」事業は、若手アーティストの制作、交流、発表の場を提供し、継続的な活動を支援するものだ。2023年に開設された「START Box ササハタハツ」と「START Box お台場」に続き、今回の「START Box 白鬚」を加えた3拠点で、アーティストたちの創造的な活動をバックアップしていく。

アーティストの卵たちにとって、制作環境の確保は大きな課題だ。「START Box」は、そんな若手クリエイターたちに希望の光を与える存在となりそうだ。詳細は公式ウェブサイトで確認できるので、興味のある方は応募を検討してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000918.000038211.html