福岡の現代アートギャラリー「YUGEN Gallery FUKUOKA」で、注目のアーティスト・ヴィヴィアン佐藤による個展「proof of absence（不在の証明）」が開催中だ。2025年10月4日から22日までの期間限定で、ジャンルの枠を超えた独自の表現が楽しめる。

ヴィヴィアン佐藤は「非建築家」「美術家」「ドラァグクイーン」として活動し、現代社会を鋭く読み解く表現者として知られている。今回の展示では、美術制作にとどまらず、映画、演劇、建築、都市、映像文化など多岐にわたる領域での作品が展開される。

会場では来場者アンケートに答えると、オリジナルステッカーがもらえるサービスも。また、ヴィヴィアン佐藤の世界観を反映したZINEやポストカード、フルグラフィックTシャツなど、ユニークなグッズも販売されている。特に注目は「びびガーガー」と呼ばれる一点物のオブジェ。ヴィヴィアン佐藤の象徴的なヘッドドレスをモチーフにした、個性豊かな造形美が魅力だ。

さらに、ZINEには作家自身のアイデアノートの断片が収録されており、創作の思考プロセスや着想の原点を垣間見ることができる。ヴィヴィアン佐藤の頭の中を覗くような体験ができると、ファンの間で話題を呼んでいる。

現代の価値観では捉えきれない「思考と現実のズレ」に切り込むヴィヴィアン佐藤の表現。本展では、私たちが普段気づかない本質への気づきを促す、唯一無二の作品群に出会えるだろう。アート好きはもちろん、新しい視点を求める人にもおすすめの展覧会となっている。

入場は無料。火曜日を除く11時から19時まで開館しているので、都合の良い時間に足を運んでみてはいかがだろうか。詳細はYUGEN Gallery公式サイトで確認できる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000510.000074187.html