環境ソリューション事業を展開する株式会社アイネックが、中小企業基盤整備機構の「中小企業成長加速化補助金」に採択された。この補助金は2025年度に新設された制度で、革新的な技術や事業拡大を通じて成長を目指す中小企業を支援するものだ。今回の採択は初回公募によるもので、1,270件の申請の中からわずか207件が選ばれるという狭き門を突破した形となる。

アイネックは「電気に関連した環境ソリューション事業を通じて持続可能な社会を実現する」という基本方針のもと、自治体向けのグリーントランスフォーメーション（GX）支援を中核事業としている。全国の自治体に対してエネルギー最適化や脱炭素化の提案を行い、地域社会の持続可能性や住民の安心・安全、さらには地域経済の活性化に貢献してきた実績が評価されたようだ。

同社は「2026年に売上高100億円を達成し、2030年にはGX×自治体事業のリーディングカンパニーとなる」という野心的な目標を掲げている。この「100億円成長宣言」の実現に向けて、関東拠点を中心とした体制強化はもちろん、AIによる建築図面解析や施工管理のDX化にも積極的に取り組んでいく方針だ。

拡大するGX需要に対応しつつ、業務効率と品質の両立を図るアイネックの戦略は、今後の中小企業の成長モデルとして注目を集めそうだ。環境問題への取り組みが急務となる中、自治体と連携したGXソリューションの提供は、ますます重要性を増すことが予想される。アイネックの今後の展開に、業界内外から熱い視線が注がれている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000150642.html