現代アートの世界に新たな風を吹き込む注目のアーティスト、大河紀の個展「食卓」が、YUGEN Galleryにて開催される。2025年10月25日から11月16日まで東京で、その後11月29日から12月11日まで福岡で巡回展が行われる。

大河紀は、多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後、映像制作を経てアーティストとしての活動を開始。ミュウミュウやエルメスなど、ハイブランドのビジュアルワークを手がけるなど、その才能は多方面で注目を集めている。

本展のテーマは「異物との出会いによる自己形成」。自分とは異なる価値観を受け入れ、消化していく過程でアイデンティティが形成されていく様子を、約30点の作品を通して表現している。大河紀が新たに挑戦したアブストラクトペインティングの手法を用いた作品群は、日本美術の伝統とグラフィカルな構成力が融合した独自のスタイルが見どころだ。

異なる時間軸や風景を一つの画面に混在させ、静寂の中に躍動感を感じさせる大河紀の作品。異文化との接触がもたらす恐怖や違和感を、あえて受け入れることで生まれる新たな価値観。自他の存在を徹底的に肯定する大河紀の世界観は、鑑賞者の心に深い印象を残すだろう。

入場は無料。アート愛好家はもちろん、新しい価値観との出会いを求める人々にとって、見逃せない展覧会となりそうだ。詳細はYUGEN Galleryの公式サイトで確認できる。

現代アートの最前線を体感できるこの機会。自分の価値観を揺さぶる「異物」との出会いが、あなたを待っている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000515.000074187.html