歴史小説の新星!赤神諒の『碧血の碑』が第13回野村胡堂文学賞を受賞
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日本の文学界に新たな風が吹き込んだ。一般社団法人日本作家クラブが主催する第13回「野村胡堂文学賞」の受賞作品が、赤神諒氏の『碧血の碑』(小学館)に決定した。この賞は、捕物小説の名手として知られる野村胡堂を顕彰する目的で2013年に設立されたもので、時代・歴史小説の分野で傑出した作品に贈られる。
受賞者の赤神諒氏は1972年京都府生まれ。同志社大学文学部を卒業後、私立大学教授や弁護士としてのキャリアを持つ異色の経歴の持ち主だ。2017年に『大友二階崩れ』で作家デビューを果たして以来、『はぐれ鴉』『佐渡絢爛』『我、演ず』など、次々と話題作を発表し、各方面から高い評価を得てきた。
野村胡堂文学賞の選考は、文芸評論家の郷原宏氏を委員長とする3名の選考委員によって行われた。10月10日に日本工業倶楽部で開催された選考会で、赤神氏の『碧血の碑』が満場一致で選ばれたという。
授賞式は11月12日午後4時より、東京・神田明神内の明神会館にて執り行われる予定だ。赤神氏には正賞として万年筆が、副賞として賞金が贈られる。
日本作家クラブの竹内博理事長は「赤神氏の作品は、緻密な歴史考証と豊かな想像力が見事に調和しており、野村胡堂の精神を受け継ぐ新しい時代小説の形を示している」とコメントしている。
野村胡堂文学賞は、これまでに小中陽太郎、塚本靑史、吉川永青、木下昌輝、今村翔吾など、日本を代表する作家たちが受賞してきた。赤神氏の受賞は、彼の作家としての地位を確固たるものにするとともに、日本の時代・歴史小説の新たな可能性を示すものとして、文学界から大きな注目を集めている。
文学ファンにとって、赤神諒氏の『碧血の碑』は必読の一冊となりそうだ。歴史の深層に迫る鋭い洞察と、読者を惹きつける巧みな語り口が、どのように展開されているのか。多くの読者が、この受賞を機に手に取ることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000143055.html