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ダチョウ倶楽部・肥後克広が参加!バリアフリー映画の新たな挑戦、SSFF & ASIAが実現

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報道発表
プレスリリースより

国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が、インクルーシブな映画祭を目指す新たな取り組みを発表した。クラウドファンディングを通じて約38万円の支援を集め、ショートフィルム『HANA』に視覚聴覚障がい者向け音声ガイドと、ろう者・難聴者向け日本語字幕ガイドを追加することに成功した。

注目すべきは、音声ガイドのナレーターとしてダチョウ倶楽部の肥後克広さんが参加したことだ。肥後さんは収録後、「映画に音声ガイドが付くことは、今の時代には、ごく当たり前のことになりつつあると思います」とコメント。さらに『HANA』について、「少女マンガとギャグマンガと学園ドラマが1つになって爆発した芸術作品」と評し、共演者の上島竜兵の演技力も称賛した。

『HANA』は、芥川龍之介の小説「鼻」を現代の女子高生の悩みに置き換えた作品で、胸の大きさにコンプレックスを抱える主人公の物語を描いている。この音声ガイド・字幕ガイド版は、11月にクラウドファンディング支援者向けに限定公開される予定だ。

SSFF & ASIAは、この成功を受けて10月20日から第2弾のクラウドファンディングを実施する。支援者には秋の国際短編映画祭への招待や、『HANA』の音声ガイド版・字幕ガイド版の先行視聴権が提供される。

映画祭代表の別所哲也氏は、「映画の感動を、誰もが"自分のもの"として味わえる社会をつくるべく挑戦を続けていきたい」と意気込みを語った。この取り組みは、バリアフリー映画の普及と、多様性を尊重する映画文化の発展に大きく貢献することが期待される。

SSFF & ASIAは1999年に創設され、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭となった。近年では、優秀作品がアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となる権利を獲得するなど、国際的な評価も高まっている。今回のバリアフリー対応の拡充は、映画祭のさらなる進化を示すものといえるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000334.000037516.html