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伝統と革新が融合!東京で「うるわし漆器の世界」展開催 - 大子漆の魅力と新たな漆器の潮流に迫る

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報道発表
大子町の漆畑(辻󠄀 徹氏による漆掻き)(プレスリリースより)

日本の伝統工芸品である漆器の魅力を存分に味わえる展覧会が、東京・丸の内で開催される。関彰商事株式会社が主催する「うるわし漆器の世界」展が、2025年11月4日から28日まで、同社の東京オフィス内にあるクラフテリアートギャラリーで行われる。

本展では、茨城県大子町産の高品質な漆「大子漆」を中心に、日本各地の名工による漆器作品が一堂に会する。人間国宝・大西勲氏の作品をはじめ、粟野春慶塗、輪島塗、秀衡塗、琉球漆器など、日本を代表する漆芸の数々を鑑賞できる。

特に注目すべきは、大子漆を使用した新しい漆器の潮流「八溝塗」だ。漆掻きから木地制作、仕上げまで一貫して手掛ける辻徹氏の作品は、伝統技法を守りつつも現代的なデザインを取り入れ、海外のレストランからも高い評価を得ている。

展示される作品は、日常使いの食器から芸術性の高い一点物まで幅広い。縄文時代から受け継がれてきた漆器文化が、時代とともにどのように進化してきたかを体感できる貴重な機会となるだろう。

また、能登半島地震で被災した輪島塗の作品も展示される。一部損傷した作品も含まれるが、これらは輪島の伝統技法「なおしもん」により修復可能とのこと。災害を乗り越え、伝統を守り続ける職人たちの姿勢にも注目したい。

入場は無料だが、事前予約が必要。日本の伝統工芸に触れ、その魅力を再発見できる絶好の機会。古きを知り、新しきを学ぶ。そんな体験ができる「うるわし漆器の世界」展に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000096313.html