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短歌の魅力が凝縮!宮中歌会始選者が贈る105首の名歌集『百年の短歌』が発売

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報道発表
『百年の短歌』表紙(プレスリリースより)

短歌愛好家必見の一冊が登場した。宮中歌会始の選者を務める歌人・三枝昻之氏が、近現代を代表する105首を厳選し解説を加えた『百年の短歌』が10月22日に発売される。本書は、短歌の世界に初めて触れる人から、すでに親しんでいる人まで、幅広い読者層に向けた画期的な入門書だ。

森鷗外、樋口一葉、石川啄木といった文豪から、美智子上皇妃まで、親しみ深い詠み手たちの名歌が収録されている。さらに、近現代を代表する歌人たちの珠玉の作品も網羅。これらの短歌に、歌壇の第一人者である三枝氏が簡潔かつ的確な解説を付け加えることで、読者は短歌の奥深さを存分に味わうことができる。

本書の特徴は、単なる短歌集にとどまらない点だ。三枝氏は、正岡子規の短歌革新から始まり、前衛短歌運動、口語短歌の広がりなど、短歌の歴史的変遷も丁寧に解説。これにより、短歌が日本人の心のふるさとであり続けた理由が浮き彫りになる。

また、俵万智氏や穂村弘氏といった現代の著名歌人からの推薦コメントも掲載されており、本書の価値をさらに高めている。俵氏は「短歌史に精通した著者ならではの豊かな鑑賞。近現代短歌を迷子になることなく楽しめます」と評し、穂村氏は「最高の読み手を通して、短歌の中にまだ歴史になる前の〈あの日〉の姿が甦る」と絶賛している。

三枝氏は本書について「短歌は1300年以上の歴史を持つ最古の詩型でありながら、現代のネット社会でもブームとなっている最先端の詩でもある」と語り、その尽きることのない魅力を読者に伝えたいという思いを込めている。

『百年の短歌』は、短歌を通じて日本の文化や歴史、そして人々の心の機微に触れることができる貴重な一冊だ。短歌ファンはもちろん、日本文学に興味がある人、あるいは新しい趣味を探している人にもおすすめの書籍といえるだろう。10月22日の発売を楽しみに待ちたい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002417.000047877.html