独立系シンクタンクが警鐘を鳴らす「政府破綻」の危機──新潮新書から処方箋が登場


新潮社は1月17日、一般財団法人ネクストジャパン・イニシアティブ(NXJI)による新刊『政府破綻』を新潮新書より発売した。本書は、2024年に実業家の吉村英毅氏と山口功一郎氏によって設立された独立系シンクタンクが、設立後初めて世に問う成果物となる。
NXJIは次世代の政治家を養成する「令和政経義塾」の運営を主な使命としており、2024年9月の開塾からすでに4名の衆議院議員を輩出している。同時に、日本政治が抱える本質的な課題を調査・研究し、新たな思想や構想を提案する活動も展開していく方針だ。
最初のプロジェクトのテーマに選ばれたのが「政府破綻」である。国際情勢の不安定化による防衛費の増大、高齢化に伴う社会保障費の膨張、インフラ更新費用の増加など、政府の支出は今後も増え続ける見通しだ。一方で人口減少が進むため、負担の担い手は減少していく。つまり、これからの政府は「より大きな役割を担い、より少ない負担で運用する」という困難な課題に直面することになる。
本書では4つの柱を立てて提言を行っている。第一に政府の無駄の徹底的な排除、第二にAIの活用を含む徹底的なデジタル化、第三に人事・雇用面での行政組織のガバナンスの根本的見直し、そして第四に防衛体制と防衛予算の問題を特に取り上げた。防衛問題については、戦後日本の「一国平和主義」的な思考が根強く残る中、効率化を進めなければ日本の「自主独立」すら危うくなると警鐘を鳴らしている。
プログラムでは船橋洋一氏がプログラム・ディレクターを務め、各分野の気鋭の研究者・実務家が集って議論を重ねた。有識者会議からのフィードバックも反映させ、独立系シンクタンクならではの根本的な提言をまとめ上げている。定価は1210円(税込)で、新書判として刊行される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002616.000047877.html