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56歳で直木賞受賞!嶋津輝『カフェーの帰り道』が満場一致で選ばれた理由とは

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報道発表
嶋津輝『カフェーの帰り道』(東京創元社)/カバー図案:「美術海」©️芸艸堂/装幀:鈴木久美(プレスリリースより)

2026年1月14日、第174回直木賞の受賞作に嶋津輝氏の『カフェーの帰り道』が選ばれた。選考会では最初の投票からほぼ満票を獲得し、満場一致での受賞決定となった。受賞の知らせを受けて、1月20日のトーハン週間ベストセラーランキング文芸書部門で第3位にランクイン。全国の書店でも文芸書売上ランキング1位を獲得し、売り切れ店が続出する人気ぶりを見せている。

選考会後の会見で、選考委員を務めた宮部みゆき氏は「とにかく素晴らしかったです。読んでいる人を幸せな気持ちにさせてくれる、良い作家だなと思いました」と絶賛。選考委員たちから高い評価を受けた作品であることが明らかになった。

嶋津輝氏は1969年東京都生まれ。投資会社に勤務していた2011年頃、リーマン・ショックの影響で仕事が減ったことをきっかけに、カルチャーセンターの小説教室に通い始めた。41歳での挑戦だった。純文学系の新人賞で最終候補を経験した後、2016年に「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。2019年には同作を含む短編集『スナック墓場』で書籍デビューを果たした。そして56歳で直木賞受賞という快挙を成し遂げた。

記者会見で嶋津氏は「40代で小説という新しい世界に入り、感情の起伏がとても激しくなりました。『今が青春だな』と感じることが多くて、本当に面白い人生だなと思います」と語り、遅咲きの作家人生を楽しんでいる様子を見せた。

出版元の東京創元社にとっても、1954年の創業以来初めての直木賞受賞作となり、記念すべき快挙となった。今後、2月と3月に都内でサイン会などのイベントが予定されている。『カフェーの帰り道』は2025年11月12日に発売され、定価は1,870円(税込)となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000009527.html