北海道・能取岬灯台が「願いの灯台」に生まれ変わる!ホタテ絵馬と鐘で地域活性化


北海道網走市の能取岬灯台で、灯台を活用した新たな地域活性化プロジェクトが実施され、その成果が報告された。能取岬灯台コンソーシアムが日本財団「海と日本プロジェクト」の助成を受けて展開した「能取岬灯台利活用プロジェクト」では、「願いを叶える鐘」と「ホタテ貝の絵馬」を設置し、観光地としての新たな魅力を創出している。
流氷とクジラが訪れる絶景スポットの課題
オホーツク海に面した能取岬は、知床連山を見渡せる絶景スポットである。夏季にはクジラやイルカが回遊し、冬季には流氷が訪れる魅力的な観光地として、映画やCMのロケ地にも数多く利用されている。しかし、観光客が訪れてもお金を使う場所がなく、二次交通もないため、観光地としてのポテンシャルを十分に活かせていない状況が続いていた。
古代文化と灯台を融合させた「願いの灯台」
このプロジェクトでは、網走に残る古代の北方海洋民族「オホーツク文化人」のモヨロ貝塚から発掘された「モヨロのヴィーナス」という女性像に着目した。かつてシャーマンとして人々の心を導いた「ヴィーナス」と、海を行く船を導く「灯台」を重ね合わせ、能取岬を現代の「願いが叶う場所」として生まれ変わらせるコンセプトを打ち出している。
12月19日には竣工式が開催され、網走市長や紋別海上保安部長らを招いて「願いを叶える鐘」と「ホタテ貝の絵馬」がお披露目された。ホタテ貝の絵馬は1つ500円で販売され、収益は施設の保守管理や持続可能な発展に充てられる仕組みだ。
86名が参加した願い事キャンペーン
12月20日から31日までの期間限定で実施された「あなたの願いを叶えますキャンペーン」では、能取岬灯台や網走市内を舞台にした「やってみたいこと」を募集した。地元市民を中心に86名が応募し、北海道外や海外からの旅行者も参加する盛況ぶりとなった。キャンペーン期間中は絵馬を無料配布し、300個近くが掛けられる大好評を博している。
さらに、灯台をモチーフとしたイラストデザインとグッズ制作も実施され、ステッカーや缶バッジ、Tシャツなどが道の駅やJR網走駅の観光案内所で販売中である。飲食店では灯台をモチーフとしたメニュー開発も進められており、灯台と地域の飲食店との相乗効果を目指している。今後は国内外へのプロモーションを継続し、持続的な発展を実現していく方針である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000487.000161057.html