永井紗耶子『青青といく』2月10日発売、江戸の自由を生きた儒学者の物語


直木賞作家が描く、「自由」に生きることの真実
株式会社KADOKAWAは、永井紗耶子氏の新作長編小説『青青といく』を2026年2月10日(火)に発売する。直木賞・山本周五郎賞ダブル受賞作『木挽町のあだ討ち』の実写映画化(2月27日公開予定)を控え、注目を集めている著者の最新作である。
本作の主人公は、江戸の世に「自由ナル」生き方を説き、諸藩や武士に商業の重要性を伝えた稀有な儒学者・海保青陵と、その弟子の弥兵衛。弥兵衛が弟子入りしてわずか四か月ほどで師の青陵は急逝してしまう。最後の弟子となった弥兵衛は「遺灰は空に撒け」という師の遺言を胸に、青陵ゆかりの人々を訪ね、その人生を辿っていく。
亡き師の思いがけない過去が明かされる
自由気ままで世間のしがらみに縛られない青陵に人生を変えられてしまった者たちが、亡き師の思いがけない過去と人知れぬ後悔を語り出す。江戸の実弟、変わり者の絵師、川越の商人、秩父の家老、金沢の隠居、そして京の人々へと訪問を重ねる弥兵衛の旅を通じて、「自由自在」に生きることの本当の意味が浮かび上がる。
著者からのメッセージ
永井紗耶子氏は「江戸時代、人々は厳しい身分制の中で生きていた。そんな中でも海保青陵は『自由自在』を掲げて生きていた。現代を改めて見ると、江戸と変わらぬ窮屈があるようで……。『もっと自由に』という青陵の声が届けば嬉しいです」とコメントしている。
書店員からも感動の声
全国の書店員からは感動の声が寄せられている。TSUTAYAサンリブ宗像店の渡部知華さんは「蒔いた種は必ず芽吹く時が来る。それを実感できるようなラスト。澄み渡る空を見上げ、清々しい気持ちが広がっていくような読後感」とコメント。紀伊國屋書店新宿本店の新井沙佑里さんは「『自分の人生、これでいいのかな?』と立ち止まってしまったときに、そっと背中を押してくれる一冊です」と述べている。
書誌情報
発売日は2026年2月10日(火)で、電子書籍も同日配信。定価は2,090円(本体1,900円+税)、328頁の四六判上製単行本。装画は水口理恵子、装丁は鈴木久美が手がけた。ISBN番号は9784041148679で、初出は『小説野性時代』2024年1月号~2025年7月号の隔月連載である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000018765.000007006.html