マルタン・マルジェラ日本初個展、歴史的邸宅で作品展開


マルタン・マルジェラのアーティスト活動と作品特性
Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)は、2008年にファッション界からアーティストへ転身してからも、再利用、分解、変容といったテーマへの探究を継続している。その創作において人間の身体は今なお重要なインスピレーションの源であり続けている。Margielaの作品は、日常の中にありながら見過ごされがちな物や状況への鋭い観察から生まれ、平凡なものが非凡なものへと転化していく。
本展では、コラージュ、絵画、ドローイング、彫刻、アッサンブラージュ、映像作品など、多様な技法による作品を紹介される。生活の痕跡が残る古い邸宅に作品を設えるという選択は、Margielaにとって大切な「私的な空気感」を反映するものである。
九段ハウスで開催される展覧会の特徴
展覧会「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」は、登録有形文化財・九段ハウスにて開催される。1927年竣工の歴史的な邸宅という空間に、現代美術作品を展示するというコントラストに、Margielaは強い関心を寄せている。邸宅全体を舞台に、数多くの作品が儚くも一時的なインスタレーションとして展開される。
九段ハウスは、スペイン様式の洋館を改修した、会員制ビジネス・イノベーション拠点であり、旧山口萬吉邸として知られている。Margiela自身もこの場所の佇まいや空気感に強い共鳴を覚えており、来場者は邸宅全体に広がるさまざまな部屋を巡りながら、極めて親密な距離感の中で作品と向き合う体験へと招かれる。展示構成およびキュレーションは、すべてアーティスト自身によって手がけられている。
マルタン・マルジェラのキャリアと東京との関わり
Margielaは1957年ベルギー・ルーヴェン生まれで、1988年にパリで「Maison Martin Margiela」を設立した。1997年から2003年には「Hermès」のウィメンズ・クリエイティブ・ディレクターを務めている。2000年、彼は東京・恵比寿の歴史ある邸宅に、世界初となる「Maison Martin Margiela」の店舗をオープンし、浴室やキッチンを含む邸宅全体にコレクションを展示した。
そして四半世紀を経た2026年、再び東京へと戻り、同じく歴史的な邸宅である九段ハウスで作品を発表することを選んだ。2021年にはパリのLafayette Anticipationsにて初の個展を開催し、その後北京、ソウルでの巡回展、アムステルダムやアテネでの個展と、国際的な活動を展開している。
展覧会概要とチケット販売
展覧会「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」は2026年4月11日(土)から2026年4月29日(水)まで開催される。会場は東京都千代田区九段北1-15-9の九段ハウスである。チケット販売は、株式会社The Chain Museumが運営するアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」で実施されている。主催は原田崇人(rin art association)で、共催は kudan house、協力はBernier / Eliades Gallery、Gallery NAO MASAKI、Taka Ishii Galleryが行う。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000345.000038948.html