吉田璋也のデザイン展が開幕、新作民藝運動の未来像を297点で紹介


医師にして民藝のプロデューサー、吉田璋也の全貌に迫る
茨城県陶芸美術館で3月14日から開催される企画展「吉田璋也のデザイン-新作民藝運動がめざした未来」では、医師でありながら民藝運動の第一線で活躍した吉田璋也(1898-1972)の軌跡を紹介する。吉田は柳宗悦が提唱した民藝運動に共鳴し、1931年に鳥取で医院を開業した後、陶芸・木工・染織・和紙・金工などの職人を集めて「現代の生活にふさわしい日用品」づくりを行った。本展では、伝統的な手仕事を現代の生活に根付かせるためにデザインされた新作民藝を、総数297件の作品と資料で紹介する。
食器からネクタイまで、生活に溶け込む297点の作品
展示される作品は食器やランプシェード、椅子、ネクタイ、カゴ、パン切りナイフ、イカ墨インクなど、日常生活に取り入れたいアイテムで揃えられている。通常非公開を含む作品・資料の総数は297件に及び、民藝好きなら外せない吉田璋也の過去最大規模の展覧会となる。患者用診察椅子や医師用車輪付椅子といった医師としての視点から生まれた作品、緑釉白釉黒釉三方掛分皿や竹ショルダーバッグなど、暮らしを豊かにするデザインの数々が展開される。
講演会やワークショップで、吉田のものづくりを体験
会期中には複数のイベントが企画されている。3月14日に開催される講演会「吉田璋也のものづくり」では、鳥取民藝美術館の尾崎麻理子氏が、当時の資料類から吉田の仕事ぶりを紐解きながら作品の見どころを紹介する。5月23日のトークショー「手仕事を、いまの暮らしに届けるしごと」では、セレクトショップ「pejite」と「仁平古家具店」を営む仁平透氏が、手仕事との関わりや生活に取り入れるヒントについて語る。4月11日には、染色クリエイターユニットfutashiba248を講師に迎えたワークショップ「春色パレット-植物で染める布小物」も開催される。このほか学芸員によるギャラリートークや読み聞かせイベントなども予定されている。
2026年3月14日から開催、茨城県陶芸美術館で
企画展「吉田璋也のデザイン-新作民藝運動がめざした未来」は、2026年3月14日(土)から6月21日(日)まで、茨城県陶芸美術館の地下1階企画展示室と2階県民ギャラリーで開催される。開館時間は9時30分から17時(入場は16時30分まで)で、毎週月曜日が休館(ただし5月4日は開館)、5月7日も休館。観覧料は一般950円、高校生等710円、小中学生360円。土曜日は高校生以下入館無料(3月28日、4月4日を除く)。70歳以上は無料で、3月28日と5月30日は無料の対象日となっている。詳細は展覧会公式ホームページで確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000152521.html